2024年6月23日に第49回全国学童保育指導員学校(南関東会場)を開催します。
本研修会は、放課後児童支援員等の資質向上のために実施するものですが、どなたでもご参加いただけます。
本年は全体会については、会場+オンラインビデオ会議アプリZOOMを使用したオンライン併用、午後の講座については、会場で開催する講座とオンラインで開催する講座に分けて開催します。
※会場参加の方は、全体会も午後の講座も会場で受講いただきます。
※オンライン参加の方は、全体会も午後の講座もオンラインで受講いただきます。午後の講座は『オンライン講座』のみ選択可能です。
※現地会場でのオンライン受講はできません。

開催概要

会場:東京都立大学・南大沢キャンパス1号館(東京都八王子市)+一部の講座はオンラインのみで開催

京王線相模原線「南大沢」駅改札口から徒歩約5分。改札口を出て右へ。

日時:2024年6月23日(日) 10:00~16:30(9:00会場受付開始、9:30オンライン入室開始

全体会:10:00~12:00(9:00会場受付開始、9:30オンライン入室開始)
・基調報告
・全体講義

分科会:13:30~15:30(13:00会場入室開始、または、オンライン入室開始)
<会場開催>12講座
<オンライン開催>3講座
※オンライン参加の方は、全体会も午後の講座もオンラインで受講いただきます。午後の講座は『オンライン講座』のみ選択可能です。

受講料:一人 2,500円(税込み)

※オンライン参加の場合、一つの端末で複数の方にご受講いただくことは可能です。ただし、受講する人数分のお申し込みをお願いいたします。

申込み締切:6月7日(金)

※講座の変更、返金は原則できませんのでご了承ください。また、締め切り日以降に社会的事情、自然災害等の主催者判断により中止する場合は、当日の資料をお送りすることで受講料とかえさせていただき、返金はいたしません。

主催

全国学童保育連絡協議会
三多摩学童保育連絡協議会

後援

東京都(予定)

おねがい

・受講料の入金が確認でき次第、eメールにて受講票をお送りします。受講票をもって領収証とさせていただきます。
・別途領収証が必要な場合は、ご連絡ください。
・午後の講座変更はできません。受講票記載の講座を受講ください。

<当日会場に来られる方>
・必ず受講票をお持ちください。会場入口で受講票を確認後、資料をお渡しします。
・お弁当の用意はありません。各自にてご準備ください。
・保育はありません。
・駐車場は使用できません。公共交通機関をご利用ください。

<オンライン参加の方>
・資料を郵送します。住所には建物名(●●アパートなど)や学校内であれば「●●小学校内●●クラブ」のように、学校名、クラブ名を忘れずにご記載ください。
・資料郵送時に、受講票を同梱いたします。
・当日や平日昼間に連絡の取れる電話番号とメールアドレスを必ず明記してください。
・受講にはZoomアプリが必要です。必ず事前にダウンロードしてください。
・一つの端末で複数の方にご受講いただくことは可能です。ただし、受講する人数分のお申し込みをお願いいたします。
・全体会および午後の講座のZoomのURL、ミーティングID、パスワードは資料と一緒にお送りします。また、資料は申し込み資料送付先の住所あてに準備ができ次第、5月下旬ごろからお送りいたします。

お申込み方法

※事前申込み制です。申込専用フォームからの申込みが困難な場合は、メール entry@santama-gakuho.org でお問合せください。
<個人申込>
・受講料を下記振替口座に入金し、以下のフォームからお申込みください。
    [申込フォーム] https://ws.formzu.net/dist/S276170064/
・[申込フォーム]で申込み後、自動返信メールが届きます。返信メールが届かないようであれば、三多摩学童保育連絡協議会 entry@santama-gakuho.org までメールでお問い合わせください。

<2人以上の団体申込>
・[団体申込フォーマット(Excel表)]に全員のお申込み内容を記入して、メールに添付してお申込みください。
    [団体申込フォーマット(Excel表)] ダウンロード(19KB)
・申込人数分の合計金額を下記振替口座に、代表者のお名前でご入金ください。

振込先口座

<郵便振替の場合>
  記号番号:00130-9-768106
  口座名義:三多摩学童保育連絡協議会

<他の金融機関から振込む場合
  ゆうちょ銀行 店番(019) 当座 店名(〇一九支店) 口座番号0768106
  口座名義:三多摩学童保育連絡協議会

※振込手数料については振込人負担になりますので、ご了承ください。

リーフレット

内容についての詳細な情報は以下のリーフレットをご確認ください。
第49回全国学童保育指導員学校(南関東会場)

お問い合せ

ご不明点は、三多摩学童保育連絡協議会までお問合せください。
eメールアドレス:entry@santama-gakuho.org

全体講義

子どもたちの多様性と学童保育

講師:杉田 真衣 さん(東京都立大学 准教授)

内容

近年、「多様性」という言葉がよく使われるようになっています。人々の多様性を大切にしなくてはいけないと言われれば、たしかにそうだと思えても、多様性の尊重とは何かと改めて考えてみると、はっきりとは言えないということもあるかと思います。多様性を大切にするとはどういうことで、それが学童保育とどう関わるのかを考えます。

午後の講座

*は「改訂・テキスト学童保育指導員の仕事【増補版】」対応箇所

●基礎講座 -指導員として基本的な事項を学びます-

第1講座:学童保育とはなにか、指導員の仕事・役割はなにか

講師:平井 茜 さん(神奈川県横浜市指導員・全国学童保育連絡協議会)

内容

学童保育は子どもたちが安心してあそび、育ちあう生活を保障することで、保護者の労働、家庭の養育を支えています。子どもたちが安心して学童保育に帰ってこられるように、指導員は子ども一人ひとりを理解し、生活の見通しを持てるよう子どもに寄りそう支援が求められます。この講座では、指導員の仕事・役割、生活づくりで大切にしたい視点などについて具体的に学びます。
*第1課・第2課・第3課

第2講座:学童保育の生活で大切にしたいこと

講師:鈴木 彩 さん(東京都目黒区指導員)

内容

子どもたちはいろいろな思いを持って学童保育に帰ってきます。また、夏休みなどは朝から学童保育で過ごします。指導員は、一人ひとりの子どもが安心してのびのびと生活できる場を子どもと一緒につくっていきます。学童保育でのいきいきとした生活を保障していくための見通しを持った保育計画も含め、大切にしたいこと、子どもとのかかわりを中心に実践から学びます。
*第3課・第4課・第7課2

第3講座:学童保育の一日と指導員の仕事・毎日の実務

講師:中澤 直子 さん(東京都武蔵野市指導員)

内容

子どもたちとどう過ごせばよいのか悩んでいませんか。宿題、おやつ、あそび、片づけなど子どもたちの一日の生活の流れをどのようにつくり、どのようなねらいを持って組み立てていくのか、また、指導員間の打ち合わせ等の事前準備、保育記録の作成、保護者や学校、関係機関との連携など具体的な指導員の仕事と実務を学びます。
*第4課・第5課・第6課・第7課

第4講座:子どもを理解するための日々の記録

講師:飛鳥井 祐貴 さん(神奈川県横須賀市指導員・全国学童保育連絡協議会)

内容

日々の保育を記録することは、指導員自身が保育内容を振り返って確かめ、より豊かな実践をつくっていくうえで大切な仕事です。しかし、ただ書けば良いのではなく、保育実践を支える記録にするためには配慮点や工夫が必要です。この分科会では記録する必要性といった基本的事項から、日々の保育実践を支える記録の実際、工夫、配慮点や活用などを具体的に学んでいきます。
*第6課3・第7課

●実践講座 -指導員の仕事を実践的に学びます-

第5講座:学童保育の生活とあそび

講師:笹川 瑞穂 さん(神奈川県横須賀市指導員)

内容

子どもにとってのあそびは、何かのためにするのではなく、それ自体が目的です。放課後の生活のなかで子ども自身が「主体的に」あそぶためには、指導員のかかわりも重要です。学童保育の生活で大切にしたいことと共に、生活の中でのあそびの意味について、確認し学び合います。
*第3課1、第4課2

第6講座:高学年を含めた生活づくり

講師:内海 洋子 さん(神奈川県平塚市指導員)

内容

学童保育は1年生から6年生までの異年齢の子どもたちがともに生活する場です。一人ひとりの子どもの心に寄りそい、通いつづけられる居心地のよい場所であるためには、どのような配慮や働きかけが必要とされるのでしょうか。高学年を含めた子どもたちの生活づくりについて学びます。
*第3課2(3)

第7講座:子どもの生活を保護者と伝えあう

講師:小野 さとみ さん(東京都町田市指導員・全国学童保育連絡協議会)

内容

保護者に子どもの様子を伝えるとき、なにを大切にしていますか? なにを・どのように・どのタイミングで・なぜ伝えるのか。保護者の就労、家庭を支えるために、指導員の仕事として伝えること、保護者とつながる、保護者同士をつなげる、そして保護者とつながり合うことのできる関係を育むことの大切さを学びます。
*第6課4、第8課

第8講座:学童保育における安全を考える

講師:八木 晶子 さん(神奈川県横浜市指導員)

内容

学童保育の役割は、子どもたちに安心して安全に過ごせる継続的な「生活の場」を保障することにあります。学童保育に求められる安全の基本的な考え方や、子どもとともに安全をつくりあげる視点、安全対策、危機管理、緊急時対応、コロナ禍での感染症対策などについて具体的に学びます。
*第5課

第9講座:実践記録を検討する

講師:鈴木 美加 さん(千葉県八千代市指導員)

内容

日々のことを記録し、指導員同士で記録を基にした実践の振り返りは、大切な仕事です。なにを課題とみて、どうかかわったのかを振り返る実践記録を学ぶ積み重ねが保育の向上につながります。実践を検討することの意味を学びつつ、当日は実際のレポートを使って検討します。
*第7課1、第10課4

第10講座:学童保育指導員の職業倫理を考える
        ~チームで守る子どもの人権

講師:高橋 誠 さん(東京都文京区地区児童館長・全国学童保育連絡協議会)

内容

子どもによりよい「生活の場」を保障するためには、職員集団として子どもへの理解を深め、子どもとかかわることが必要です。子どもが置かれている現状をふまえ、子どもの人権、指導員としての職業倫理、職員集団づくりのありかたについて学びます。
*第1課2、第2課1、第6課2、第7課3、第11課

●理論講座 -子どものことをより深くとらえるために専門的に学びます-

第11講座:いろいろな性と私たち

講師:杉田 真衣 さん(東京都立大学准教授)

内容

人の性のありようは多様です。それなのに、学校でも、職場でも、家庭でも、地域でも、まだまだそのことは当たり前とされていません。性の多様性を前提としたとき、学童保育にはどのような課題があり、私たちは何を考えていけばいいのでしょうか。みなさんと一緒に考えたいです。
*第2課1、第2課2

第12講座:子どもの権利と学童保育

講師:増山 均 さん(早稲田大学名誉教授)

内容

子どもの権利の尊重は「放課後児童クラブ運営指針」の中心理念であり「こども基本法」でも明記されました。国連の「子どもの権利条約」を学童保育の中で活かし、「声なきこえ」に耳を澄まし「なにげない時間」「名もない遊び」を見守る、学童保育実践を豊かにするための視点を学び、ともに考え合います。
*第1課1、第1課2

第13講座:発達障害の子どもたちの理解と支援

講師:中 知華穂 さん(横浜国立大学D&Iセンター講師)

内容

学童保育の中で発達障害の子どもをどう支援するのが良いのか、共に生活する子どもたちへの理解やつながりをどのように築くのか。学童保育の日々の生活の中で発達障害のある子どものねがいを聴きとり、子どもに合わせた生活やあそびをつくるための具体的な視点について事例を通して学びます。
*第2課3

●実技講座 -指導員としての必要な実技を学びます-

第14講座:子どもと一緒に考える防災対策

講師:神谷 明宏 さん(豊岡短期大学特別招聘教授)

内容

学童保育の生活の中で、子どもたちが災害時に実際に体を動かせるような備えを身に着けさせることが必要です。この講座では、遊びを通して自分や仲間を守れる防災対策を学びます。
※動きやすい服装で参加してください。
*第5課

●特別講座
-学童保育をめぐる情勢と課題、指導員の労働条件改善など運動に関わる問題を学びます-

第15講座:学童保育と指導員をめぐる情勢と課題

講師:千葉 智生 さん(全国学童保育連絡協議会)

内容

国は「こども大綱」「こども未来戦略」「子どもの居場所づくりに関する指針」を策定し、子ども政策は大きく変わろうとしています。あらためて学童保育の目的、役割が問われています。あわせて、運営主体の変更や保護者や地域とのかかわりなど実践上の課題もあります。学童保育・指導員の現状と課題および学童保育をよりよくするために必要なことを学びます。
*第1課4、第10課1-2、第12課